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正しいインポート/エクスポート/ロード/アンロード・オプションの選択

Oracle DatabaseおよびOracle Application Expressには、データのインポート、エクスポート、ロードおよびアンロードのための複数の強力なオプションがあります。表「Oracle Application Expressのインポート/エクスポート・オプションのサマリー」では、これらのオプションの概要を示します。

Oracle Application Expressのインポート/エクスポート・オプションのサマリー

機能またはユーティリティ 説明

Oracle Application Expressのデータのロード/アンロード・ウィザード

  • 使用しやすいグラフィカル・インタフェース

  • 外部テキスト・ファイル(区切られたフィールド)またはXMLファイルのロード/アンロード

  • 表のみ、一度に1つの表のみのロード/アンロード

  • ログイン・ユーザーのスキーマのみにアクセス

  • データのフィルタ適用なし

SQL*Loaderユーティリティ

  • sqlldrコマンドで起動するコマンドライン・インタフェース

  • 外部ファイルからデータベースへデータをバルクロード

  • 区切り、固定レコード、可変レコードおよびストリームなど、多数の入力形式をサポート

  • 同時に複数の表をロード

  • 強力なデータのフィルタ機能

データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポート・ユーティリティ

  • expdpおよびimpdpコマンドで起動するコマンドライン・インタフェース

  • 任意のOracleデータベースから別のOracleデータベースへのエクスポートおよびインポート(固有のバイナリ形式)

  • すべてのスキーマ・オブジェクト・タイプのインポート/エクスポート

  • データベース全体、スキーマ全体、複数のスキーマ、複数の表領域、または複数の表のインポート/エクスポート

  • 強力なデータのフィルタ機能

  • 高速

  • XMLTypeデータをサポートしない

エクスポートおよびインポート・ユーティリティ

  • expおよびimpコマンドで起動するコマンドライン・インタフェース

  • 任意のOracleデータベースから別のOracleデータベースへのエクスポートおよびインポート(固有のバイナリ形式)

  • XMLTypeデータをサポート

  • FLOATおよびDOUBLEデータ型をサポートしない

  • データ・ポンプに類似した機能(XMLTypeデータをインポート/エクスポートする必要がある場合を除き、データ・ポンプを推奨)


表「インポート/エクスポートの例と推奨オプション」では、ロード、アンロード、インポートおよびエクスポートの例を示し、それぞれで使用する適切なオプションを提案しています。

インポート/エクスポートの例と推奨オプション

インポート/エクスポートの例 推奨オプション

ロードする表が10より少なく、データがスプレッドシートかタブ区切りまたはカンマ区切りのテキスト・ファイルにあり、複合データ型(オブジェクトや複数値のフィールドなど)が存在しない。

Oracle Application Expressのデータのロード/アンロード・ウィザード

区切られていないデータをロードする必要がある。レコードは固定長で、フィールド定義は列の位置に依存する。

SQL*Loader

ロードするデータがタブ区切りのテキスト・データであり、存在する表が10より多い。

SQL*Loader

ロードするデータがテキスト・データであり、ある選択基準(たとえば、部門番号3001の従業員のレコードのみ)を満たすレコードのみをロードする。

SQL*Loader

別のOracleデータベースへ、スキーマ全体をインポートまたはエクスポートする。データにはXMLTypeデータが存在しない。

データ・ポンプ・エクスポートおよびデータ・ポンプ・インポート

別のOracleデータベースへデータをインポートまたはエクスポートする。データにはXMLTypeデータが含まれるが、FLOATまたはDOUBLEデータ型は含まれない。

インポート(imp)およびエクスポート(exp



参照:

データ・ポンプ、インポートおよびエクスポート・ユーティリティ、およびSQL*Loaderの詳細は、Oracle Databaseユーティリティを参照してください